京都府の在留外国人を在留資格・年齢別に分析【2025年最新データ】

在留資格・年齢別分析

この記事でわかること

  • 京都府の在留外国人88,337人を在留資格別に分類した構成
  • 年齢分布から見える京都の外国人コミュニティの実態
  • 京都市左京区・南区・伏見区・下京区・久御山町のエリア別在留資格の違い

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データ出典

  • 法務省 出入国在留管理庁「在留外国人統計」(2025年6月末時点)
  • 総務省「統計でみる市区町村のすがた2025」掲載の住民基本台帳人口(2023年)

はじめに:留学23.9%——関西随一の「大学都市」が生み出す外国人構成

2025年6月末時点で、京都府の在留外国人は88,337人です。

在留資格別のデータで最初に目を引くのが留学の比率23.9%です。大阪府(13.2%)・兵庫県(12.1%)と比べても突出しており、関西6府県の中で最も高い水準です。京都大学・同志社大学・立命館大学・京都工芸繊維大学など多数の大学が集積する「大学都市・京都」の特性が、そのままデータに刻まれています。

一方で特別永住者(20.4%)と永住者(12.4%)を合わせた定住型は32.8%と、大阪(36.8%)・兵庫(41.3%)より低め。留学・就労系の新しい層と、歴史ある定住コミュニティが独自のバランスで共存しているのが京都の特徴です。

在留資格の用語解説については関西6府県まとめ版の記事もあわせてご参照ください。


京都府の在留資格構成TOP10

順位在留資格人数比率
1留学21,129人23.9%
2特別永住者18,011人20.4%
3永住者10,940人12.4%
4技術・人文知識・国際業務7,804人8.8%
5特定技能1号6,552人7.4%
6家族滞在5,438人6.2%
7技能実習2号ロ3,943人4.5%
8日本人の配偶者等2,673人3.0%
9技能実習1号ロ2,057人2.3%
10定住者1,441人1.6%

関西他府県と大きく異なる点は、留学が1位という点です。大阪・兵庫では特別永住者が最多でしたが、京都では留学(23.9%)が特別永住者(20.4%)を上回っています。これは京都が「歴史ある定住コミュニティの都市」であると同時に「日本有数の留学生都市」でもあることを示しています。

技能実習の合計(全号)は6,623人・7.5%で、就労系外国人の受け入れも着実に進んでいます。


京都府の年齢分布

年齢人数比率
0~4歳997人1.1%
5~9歳973人1.1%
10~14歳938人1.1%
15~19歳2,826人3.2%
20~24歳14,450人16.4%
25~29歳12,022人13.6%
30~34歳6,907人7.8%
35~39歳4,529人5.1%
40~44歳3,503人4.0%
45~49歳2,830人3.2%
50~54歳2,756人3.1%
55~59歳2,512人2.8%
60~64歳2,167人2.5%
65~69歳1,969人2.2%
70~74歳1,897人2.1%

最も多いのは20〜24歳(14,450人・16.4%)で、20〜29歳合計は26,472人・30.0%と関西6府県の中で最も高い水準です。大阪(26.3%)・兵庫(22.2%)を大きく上回っており、留学23.9%という在留資格構成と見事に連動しています。

一方で0〜14歳の子ども層はわずか2,908人・3.3%と関西でも最も低い水準で、60歳以上も6,033人・6.8%にとどまります。京都府の外国人コミュニティは「若い・流動的」という特徴が年齢データにも明確に表れています。


注目エリア5選:在留資格で見る5つの顔

京都市左京区:留学48.5%——大学都市の顔が最も凝縮したエリア

左京区の在留外国人9,806人のうち、留学が4,758人(48.5%)と約半数を占めます。次いで特別永住者(1,258人・12.8%)・永住者(1,017人・10.4%)・家族滞在(604人・6.2%)と続きます。

留学48.5%は今回分析した5エリアの中で断然最高です。京都大学・京都工芸繊維大学をはじめ多数の大学が集積する左京区では、中国・韓国・東南アジアなどからの留学生が多く暮らしています。大学周辺の賃貸物件には留学生向けの物件が豊富で、国際色豊かな環境が日常となっています。

京都市南区:特別永住者40.4%——歴史的コミュニティが根付くエリア

南区の在留外国人7,376人は、特別永住者(2,978人・40.4%)が最多で、次いで留学(901人・12.2%)・永住者(842人・11.4%)・技術・人文知識・国際業務(696人・9.4%)の順です。

特別永住者40.4%は5エリアの中で最も高く、京都における在日コリアンコミュニティの中心的なエリアです。戦前から形成されたコミュニティが現在も続いており、歴史と現在が重なる街の姿が在留資格のデータに表れています。

京都市伏見区:特別永住者と留学が同率21.4%——歴史と若さが共存

伏見区の在留外国人12,713人は、特別永住者(2,719人・21.4%)と留学(2,718人・21.4%)がほぼ同数でトップを分け合っており、次いで永住者(1,872人・14.7%)・技術・人文知識・国際業務(1,170人・9.2%)と続きます。

特別永住者と留学が拮抗するという構成は5エリアの中で伏見区だけの特徴です。絶対数12,713人は京都府内で最多であり、歴史ある定住コミュニティと若い留学・就労層が均衡した状態で共存しています。

京都市下京区:留学38.6%——観光地に隣接する若い国際エリア

下京区の在留外国人4,988人は、留学(1,924人・38.6%)・技術・人文知識・国際業務(748人・15.0%)・永住者(493人・9.9%)・特別永住者(474人・9.5%)の順です。

京都駅・錦市場・四条烏丸など観光・ビジネスの中枢を擁する下京区では、留学38.6%と技術人文国際15.0%を合わせた就労・学習層が全体の53%以上を占めます。観光・飲食・小売業での就労者と留学生が混在する、活気ある国際的なエリアです。

久御山町:特定技能1号32.7%+技能実習19.2%——製造業が支える就労特化エリア

久御山町の在留外国人1,244人は、特定技能1号(407人・32.7%)・技能実習2号ロ(239人・19.2%)・技術・人文知識・国際業務(108人・8.7%)・永住者(96人・7.7%)の順です。

特定技能(32.7%)と技能実習(19.2%)を合わせると外国人全体の約52%が就労目的であり、京都市内の各区とは全く異なる構成です。京都府のランキング記事でも1位(外国人比率8.1%)となった久御山町の高い外国人比率は、物流・製造業を中心とした就労外国人の集住が背景にあることがデータからも明確に読み取れます。


まとめ

京都府の在留外国人88,337人は「大学都市」という特性が在留資格・年齢の両面で際立っています。留学1位(23.9%)・20〜29歳30.0%という数値は関西6府県で最高水準であり、京都が日本を代表する留学生都市であることをデータが証明しています。

一方でエリアごとの顔は大きく異なります。左京区・下京区の留学主体のエリア、南区の歴史的コミュニティ、そして久御山町の製造業・就労特化エリアと、同じ京都府内でも全く異なる外国人コミュニティが共存しています。

京都府内のより詳しい外国人分布データは京都府で外国人が多い街ランキングもあわせてご覧ください。


データ出典・免責事項

本記事に掲載しているデータは法務省「在留外国人統計」の市区町村×在留資格×年齢の公開データを集計したものです。特定の地域や人々への評価・優劣の判断を目的とするものではありません。また、在留外国人数(2025年6月)と住民基本台帳人口(2023年)は調査時点が異なるため、実際の比率と若干の差異が生じる場合があります。

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