生野区、住民の4人に1人が外国人——大阪府で外国人が多い街ランキング【2025年・市区町村別】

外国人比率ランキング

この記事でわかること

  • 大阪府72市区町村の外国人比率ランキングTOP20
  • 生野区・浪速区・東大阪市など注目エリアの国籍別内訳と背景
  • 国籍別(韓国・中国・ベトナム)の集住エリアランキング

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データ出典

  • 在留外国人数:法務省 在留外国人統計(2025年6月末時点)
  • 総人口:総務省「統計でみる市区町村のすがた2025」掲載の住民基本台帳人口(2023年)

大阪府の在留外国人の現状

2025年6月末時点で、大阪府に住む在留外国人は360,390人にのぼります。住民基本台帳人口(2023年)8,775,708人に占める割合は4.1%で、全国的にも外国人居住者が多い都市圏のひとつです。

ただし、その分布は決して均一ではありません。区や市によって外国人比率が大きく異なり、住民の4人に1人が外国人という地域がある一方で、1%に満たない地域も存在します。どのエリアに、どの国籍の人たちが暮らしているのか——数字の背景にある歴史や文化を知ることが、日本の多文化共生の実態を理解する手がかりになります。


外国人比率ランキングTOP20

大阪府内の市区町村を「住民基本台帳人口に占める在留外国人の割合」で並べたランキングです。

順位市区町村在留外国人数住基人口(2023年)外国人比率目安
1大阪市生野区31,019人126,376人24.5%約4人に1人
2大阪市浪速区14,330人76,774人18.7%約5人に1人
3大阪市西成区16,890人105,285人16.0%約6人に1人
4大阪市中央区13,707人115,616人11.9%約8人に1人
5大阪市東成区9,388人85,478人11.0%約9人に1人
6大阪市天王寺区7,052人82,881人8.5%約12人に1人
7大阪市西区8,255人108,340人7.6%約13人に1人
8大阪市港区5,637人79,362人7.1%約14人に1人
9大阪市西淀川区6,766人97,910人6.9%約14人に1人
10大阪市北区9,453人138,945人6.8%約15人に1人
11大阪市淀川区11,812人182,540人6.5%約15人に1人
12大阪市住之江区7,209人117,506人6.1%約16人に1人
13大阪市東淀川区9,967人171,536人5.8%約17人に1人
14大阪市平野区10,511人188,716人5.6%約18人に1人
15大阪市東住吉区7,064人132,223人5.3%約19人に1人
16大阪市阿倍野区5,936人111,459人5.3%約19人に1人
17東大阪市24,163人478,539人5.0%約20人に1人
18大阪市都島区5,300人106,172人5.0%約20人に1人
19大阪市此花区3,216人64,760人5.0%約20人に1人
20大阪市大正区3,043人61,666人4.9%約20人に1人

上位20地区のうち、17地区が大阪市内の区です。特に都心部から南東方向のエリアに外国人比率が高い地区が集中しています。


注目エリア3選:数字の背景を読み解く

1位:大阪市生野区(外国人比率24.5%)

生野区は大阪府内で最も外国人比率が高く、住民の約4人に1人が外国人です。在留外国人31,019人の国籍別内訳を見ると、韓国人が17,303人と突出しており、区の住基人口の13.7%を占めています。

この背景には歴史的な経緯があります。生野区には戦前から在日コリアンのコミュニティが形成されており、現在も「鶴橋」や「コリアタウン(御幸通商店街)」として知られる商業エリアが根付いています。韓国料理店・食材店・コスメショップが立ち並ぶコリアタウンは観光地としても人気が高く、週末には多くの来訪者で賑わいます。

韓国人に次いで多いのはベトナム人(4,178人)、中国人(3,925人)、ネパール人(1,977人)の順で、近年は東南アジア系の住民も増加しています。

2位:大阪市浪速区(外国人比率18.7%)

浪速区は住民の約5人に1人が外国人で、国籍別では中国人が5,222人と最多です。次いでベトナム人(2,483人)、韓国人(2,126人)と続きます。

浪速区には大阪を代表する観光・商業エリアの「なんば」が含まれており、インバウンド需要の高まりとともに中国系の飲食店や商業施設が集積しています。永住者や技術・人文知識・国際業務の在留資格を持つ人が多く、観光業や小売業に従事する外国人が多い点が特徴です。

17位:東大阪市(外国人比率5.0%)

比率では17位ですが、在留外国人の絶対数は24,163人と府内でも有数の規模です。国籍別では韓国人(8,039人)が最多ですが、近年はベトナム人(5,998人)の増加が顕著です。

東大阪市は「ものづくりのまち」として知られ、中小製造業が多く集積しています。技能実習や特定技能の在留資格を持つベトナム人が製造現場を支えており、市内各所にベトナム料理店や食材店が増えています。


国籍別ランキング

韓国人が多い街TOP5(朝鮮籍含む)

順位市区町村韓国・朝鮮籍人数
1大阪市生野区18,041人
2東大阪市8,436人
3大阪市東成区4,299人
4大阪市平野区3,418人
5大阪市西成区3,281人

中国人が多い街TOP5

順位市区町村中国籍人数
1大阪市中央区6,434人
2大阪市浪速区5,222人
3東大阪市4,604人
4大阪市西成区4,113人
5大阪市生野区3,925人

ベトナム人が多い街TOP5

順位市区町村ベトナム籍人数
1東大阪市5,998人
2大阪市生野区4,178人
3大阪市西成区3,964人
4八尾市3,505人
5大阪市浪速区2,483人

国籍によって集住エリアの傾向が異なります。韓国人は生野区・東成区など歴史的なコミュニティが形成された地域、中国人は中央区・浪速区などビジネス・観光エリア、ベトナム人は東大阪市・八尾市など製造業が盛んな地域に多い傾向があります。


このサイトについて

「となりの外国人」は、法務省・総務省などの公式統計をもとに、日本全国の在留外国人データを都道府県・市区町村別に可視化した地域データメディアです。

数字の背景にある歴史・文化・産業との関係を丁寧に伝えることで、となりに暮らす人たちのことを少し深く知るきっかけを提供します。引き続き、全国47都道府県のデータを順次公開していく予定です。


データ出典・免責事項

本記事に掲載しているデータは、公的統計に基づく数値です。特定の地域や人々への評価・優劣の判断を目的とするものではありません。また、在留外国人数(2025年6月)と住民基本台帳人口(2023年)は調査時点が異なるため、実際の比率と若干の差異が生じる場合があります。

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