関西で外国人比率が高い街トップ10——大阪・京都・神戸のランキング実態【2025年版】

エリアまとめ比較

この記事でわかること

  • 関西6府県の外国人比率・人数の比較一覧
  • 府県をまたいだ外国人比率TOP15ランキング
  • 国籍別に見た関西の特徴(韓国・中国・ベトナム・ブラジル)
  • 関西の在留外国人、府県・エリア別の特徴

関西在留外国人シリーズ(府県別詳細)

データ出典

  • 在留外国人数:法務省 在留外国人統計(2025年6月末時点)
  • 総人口:総務省「統計でみる市区町村のすがた2025」掲載の住民基本台帳人口(2023年)

関西6府県の在留外国人の現状

2025年6月末時点で、関西6府県(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)に住む在留外国人の合計は672,788人にのぼります。6府県合計の住民基本台帳人口(2023年)20,329,684人に占める割合は3.3%で、約30人に1人が外国人という計算になります。

しかしその実態は府県によって大きく異なります。最も高い大阪府(4.1%)と最も低い和歌山県(1.2%)では3倍以上の差があり、さらに市区町村レベルで見ると、大阪市生野区(24.5%)では4人に1人が外国人という地域も存在します。

本記事では関西6府県のデータを横断的に比較し、各地域の特徴を俯瞰します。


府県別比較一覧

関西6府県を外国人比率順に並べた比較表です。

順位府県在留外国人数住基人口(2023年)外国人比率最多国籍
1大阪府360,390人8,775,708人4.1%中国人
2京都府88,337人2,488,075人3.6%中国人
3滋賀県44,345人1,410,534人3.1%ベトナム人
4兵庫県148,569人5,426,863人2.7%韓国人
5奈良県20,411人1,315,207人1.6%ベトナム人
6和歌山県10,736人913,297人1.2%ベトナム人

大阪府が在留外国人数・比率ともに関西最大で、関西全体の半数以上(53.6%)を占めています。一方、絶対数では兵庫県(148,569人)が2位ですが、比率では滋賀県(3.1%)に次ぐ4位となっており、人口規模の大きさが比率を押し下げています。


関西全体 外国人比率TOP15(府県横断)

6府県をまたいだ外国人比率ランキングです。市区町村レベルで比べると、大阪・兵庫・京都・滋賀のエリアが上位を占めます。

順位府県市区町村在留外国人数住基人口外国人比率目安
1大阪府大阪市生野区31,019人126,376人24.5%約4人に1人
2大阪府大阪市浪速区14,330人76,774人18.7%約5人に1人
3大阪府大阪市西成区16,890人105,285人16.0%約6人に1人
4大阪府大阪市中央区13,707人115,616人11.9%約8人に1人
5兵庫県神戸市中央区16,130人140,070人11.5%約9人に1人
6大阪府大阪市東成区9,388人85,478人11.0%約9人に1人
7兵庫県神戸市長田区8,685人95,349人9.1%約11人に1人
8大阪府大阪市天王寺区7,052人82,881人8.5%約12人に1人
9滋賀県湖南市4,404人54,382人8.1%約12人に1人
10京都府久御山町1,244人15,387人8.1%約12人に1人
11兵庫県神戸市兵庫区8,768人109,542人8.0%約12人に1人
12大阪府大阪市西区8,255人108,340人7.6%約13人に1人
13京都府京都市南区7,376人100,516人7.3%約14人に1人
14大阪府大阪市港区5,637人79,362人7.1%約14人に1人
15京都府京都市上京区5,300人75,335人7.0%約14人に1人

TOP15のうち大阪府が9エリア、兵庫県が3エリア、京都府が3エリアを占めています。滋賀県の湖南市が9位にランクインしている点が特徴的で、製造業集積地でのブラジル人・ベトナム人の集住が背景にあります。各エリアの詳細な背景は府県別記事をご覧ください。


国籍別に見た関西の特徴

関西全体の国籍構成TOP10

関西6府県全体の国籍別人数は以下の通りです。

順位国籍人数
1韓国(朝鮮籍含む)149,618人
2中国147,681人
3ベトナム130,969人
4ネパール44,219人
5インドネシア29,241人
6フィリピン28,794人
7ミャンマー24,888人
8ブラジル15,588人
9台湾13,636人
10米国9,879人

韓国・中国・ベトナムの3国籍で関西全体の63.7%を占めます。4位以下ではネパール・インドネシア・フィリピン・ミャンマーなど東南アジア・南アジア系が続いており、近年の技能実習・特定技能制度の拡大を反映しています。

国籍別・府県の集中度

同じ国籍でも、集住する府県には明確な特徴があります。

韓国人(朝鮮籍含む):大阪府に集中

府県韓国・朝鮮籍人数
大阪府90,385人
兵庫県36,178人
京都府21,710人
滋賀県3,887人
奈良県3,142人
和歌山県1,864人

韓国人の60.4%が大阪府に集中。大阪市生野区・東成区など歴史的な在日コリアンコミュニティが集積するエリアが背景にあります。詳細は大阪府の記事をご覧ください。

中国人:大阪・兵庫・京都の都市部に分散

府県中国籍人数
大阪府92,946人
兵庫県24,972人
京都府20,499人
滋賀県4,731人
奈良県3,157人
和歌山県1,376人

韓国人と異なり、大阪・兵庫・京都の3府県に比較的均等に分散しています。観光・ビジネスエリアや大学周辺に集まる傾向があります。

ベトナム人:製造業集積地を中心に関西全体に広く分布

府県ベトナム籍人数
大阪府67,611人
兵庫県32,933人
滋賀県11,777人
京都府11,443人
奈良県4,957人
和歌山県2,248人

ベトナム人は関西全体に幅広く分布しており、製造業・農業・水産業など多様な産業で就労しています。滋賀県が京都府を上回っている点が特徴的で、製造業集積地での受け入れが進んでいます。

ブラジル人:滋賀県にほぼ一極集中

府県ブラジル籍人数
滋賀県9,333人
大阪府2,777人
兵庫県2,387人
京都府628人
奈良県338人
和歌山県125人

関西全体のブラジル人15,588人のうち59.9%が滋賀県に集中しており、他の国籍と比べて突出した地域偏在が見られます。1990年の入管法改正以来、滋賀県南部の製造業に根付いた日系ブラジル人コミュニティの歴史が背景にあります。詳細は滋賀県の記事をご覧ください。


関西の在留外国人、府県・エリア別の特徴

関西6府県はそれぞれ異なる特徴を持つ在留外国人コミュニティが形成されており、エリアによって国籍構成や文化的背景が大きく異なります。

多文化・多国籍なコミュニティが根付くエリア

大阪府は関西の中で最も多様な外国人コミュニティが集積しています。生野区のコリアタウン、浪速区(なんば周辺)の中国系商業エリア、東大阪市のベトナム人コミュニティなど、国籍によって異なる文化圏が形成されています。神戸市(兵庫県)も中央区・長田区など多国籍なエリアが育まれています。詳細は大阪府の記事兵庫県の記事をご覧ください。

在留外国人比率が低いエリア

和歌山県(1.2%)・奈良県(1.6%)は関西で最も在留外国人比率が低い府県です。大阪・京都へのアクセスも可能なベッドタウンエリアが多く、生駒市・橿原市(奈良)、橋本市・紀の川市(和歌山)などは1%前後の水準です。詳細は奈良県の記事和歌山県の記事をご覧ください。

ユニークなコミュニティが形成されているエリア

滋賀県南部(湖南市・甲賀市)にはブラジル人コミュニティが30年以上根付いており、ポルトガル語の看板やブラジル料理店が日常の風景に溶け込んでいます。奈良県の天理市は天理大学・天理教の国際的なネットワークを背景に、独自の多文化環境が育まれています。


データ出典・免責事項

本記事に掲載しているデータは、公的統計に基づく数値です。特定の地域や人々への評価・優劣の判断を目的とするものではありません。また、在留外国人数(2025年6月)と住民基本台帳人口(2023年)は調査時点が異なるため、実際の比率と若干の差異が生じる場合があります。

タイトルとURLをコピーしました