奈良県で外国人が多い街ランキング【2025年最新・市区町村別データ】

奈良県

この記事でわかること

  • 奈良県39市区町村の外国人比率ランキングTOP20
  • 安堵町・天理市・大和郡山市など注目エリアの国籍別内訳と背景
  • 国籍別(韓国・中国・ベトナム・フィリピン)の集住エリアランキング

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データ出典

  • 在留外国人数:法務省 在留外国人統計(2025年6月末時点)
  • 総人口:総務省「統計でみる市区町村のすがた2025」掲載の住民基本台帳人口(2023年)

奈良県の在留外国人の現状

2025年6月末時点で、奈良県に住む在留外国人は20,411人にのぼります。住民基本台帳人口(2023年)1,315,207人に占める割合は1.6%で、大阪府(4.1%)・京都府(3.6%)・滋賀県(3.1%)・兵庫県(2.7%)・和歌山県(1.2%)と比較して、関西6府県の中で和歌山県に次いで2番目に低い水準です。
奈良県は大阪・京都のベッドタウンとして機能する地域が多く、在留外国人の絶対数は関西の中では少ない水準にとどまっています。一方で、市町村によって比率は大きく異なり、製造業が集積するエリアや特色ある大学・宗教施設を持つ地域では、独自の外国人コミュニティが形成されています。


外国人比率ランキングTOP20

奈良県内の市区町村を「住民基本台帳人口に占める在留外国人の割合」で並べたランキングです。

順位市区町村在留外国人数住基人口(2023年)外国人比率目安
1安堵町385人7,056人5.5%約18人に1人
2野迫川村14人334人4.2%約24人に1人
3大淀町399人16,147人2.5%約40人に1人
4五條市648人27,477人2.4%約42人に1人
5川西町183人8,094人2.3%約43人に1人
6東吉野村36人1,538人2.3%約43人に1人
7天理市1,332人61,328人2.2%約45人に1人
8御所市516人23,677人2.2%約45人に1人
9大和高田市1,208人62,413人1.9%約53人に1人
10川上村22人1,233人1.8%約56人に1人
11三宅町120人6,502人1.8%約56人に1人
12大和郡山市1,388人83,255人1.7%約59人に1人
13桜井市919人54,878人1.7%約59人に1人
14奈良市5,533人349,385人1.6%約62人に1人
15橿原市1,766人119,250人1.5%約67人に1人
16葛城市561人37,905人1.5%約67人に1人
17下北山村12人811人1.5%約67人に1人
18上牧町314人21,367人1.5%約67人に1人
19黒滝村9人612人1.5%約67人に1人
20曽爾村18人1,296人1.4%約71人に1人

※2位の野迫川村は総人口334人のうち14人が外国人という非常に小規模なケースです。統計上の比率は4.2%ですが、絶対数が少ないため「集住地」とは言えません。


注目エリア3選:数字の背景を読み解く

1位:安堵町(外国人比率5.5%)

安堵町は奈良県内で最も外国人比率が高く、住民の約18人に1人が外国人です。在留外国人385人の国籍別内訳ではベトナム人が230人と最多で、次いで中国人(35人)、インドネシア人(33人)、ネパール人(18人)と続きます。

安堵町は奈良盆地の中央部に位置する小さな町で、周辺に製造業の工場や農業関連施設が点在しています。技能実習・特定技能の在留資格を持つベトナム人が多く、人口規模が小さいため比率が高くなっています。京都府の久御山町・滋賀県の湖南市と同様、製造業集積地での外国人比率上昇という傾向が奈良でも見られます。

7位:天理市(外国人比率2.2%)

天理市は奈良県内で注目すべき独自のエリアです。在留外国人1,332人の国籍別内訳はベトナム人(398人)・中国人(193人)・韓国人(169人)・インドネシア人(137人)・ミャンマー人(71人)と多国籍にわたります。

この多様性の背景には天理大学と天理教の存在があります。天理大学は体育・スポーツ系で国際的な実績を持ち、多くの留学生や外国人アスリートが在籍しています。また天理教は世界各地に信者を持つ宗教で、海外からの信者が天理市を訪れ、そのまま在住するケースもあります。宗教・教育という他の市町村にはない背景が、天理市の外国人コミュニティの多様性を生み出しています。

12位:大和郡山市(外国人比率1.7%)

大和郡山市は在留外国人1,388人と奈良市に次いで県内2位の絶対数です。国籍別ではベトナム人が526人と最多で、次いで中国人(221人)、韓国人(149人)、ミャンマー人(96人)、インドネシア人(95人)の順です。

大和郡山市は金魚の産地として知られる一方、製造業も盛んなエリアです。近年は技能実習・特定技能でのベトナム人受け入れが増加しており、ベトナム人コミュニティが拡大しています。


国籍別ランキング

韓国人が多い街TOP5(朝鮮籍含む)

順位市区町村韓国・朝鮮籍人数
1奈良市891人
2桜井市285人
3生駒市277人
4橿原市272人
5香芝市182人

中国人が多い街TOP5

順位市区町村中国籍人数
1奈良市1,166人
2生駒市290人
3橿原市223人
4大和郡山市221人
5天理市193人

ベトナム人が多い街TOP5

順位市区町村ベトナム籍人数
1奈良市870人
2大和郡山市526人
3天理市398人
4橿原市298人
5大和高田市287人

フィリピン人が多い街TOP5

順位市区町村フィリピン籍人数
1奈良市350人
2生駒市113人
3大和郡山市94人
4大和高田市82人
5橿原市62人

奈良市はすべての国籍で1位を占めており、県内最大の都市として外国人住民が集まりやすい状況です。ベトナム人は奈良市以外に大和郡山市・天理市など製造業が盛んなエリアにも分散している点が特徴です。


奈良県の在留外国人、地域別の特徴

奈良県の在留外国人比率1.6%は関西6府県の中で和歌山県(1.2%)に次いで2番目に低い水準です。
大阪・京都のベッドタウンとして人気の高い生駒市・橿原市・香芝市などは1%前後と、外国人比率が特に低いエリアが多くあります。奈良県全体として、在留外国人の居住は製造業や大学・宗教施設が集積するエリアに集中する傾向があります。

一方で、安堵町・天理市・大和郡山市などは製造業や独自のコミュニティを背景に外国人比率がやや高く、多文化的な環境が育まれています。エリアによってこれほど異なる背景を持つことが、奈良県の在留外国人分布の特徴といえます。

このサイトでは引き続き、和歌山県のデータや在留資格別の詳細など、多角的な視点で情報を発信していきます。


データ出典・免責事項

本記事に掲載しているデータは、公的統計に基づく数値です。特定の地域や人々への評価・優劣の判断を目的とするものではありません。また、在留外国人数(2025年6月)と住民基本台帳人口(2023年)は調査時点が異なるため、実際の比率と若干の差異が生じる場合があります。

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