【群馬県】で外国人が多い街ランキング【2025年最新・市区町村別データ】

群馬県

この記事でわかること

  • 群馬県35市区町村の外国人比率ランキングTOP20
  • 大泉町・伊勢崎市・太田市・草津町など注目エリアの国籍別内訳と背景
  • 国籍別(ベトナム・ブラジル・フィリピン・ネパール・中国・ペルー)の集住エリアランキング

関連記事

データ出典

  • 在留外国人数:法務省 在留外国人統計(2025年6月末時点)
  • 総人口:総務省「統計でみる市区町村のすがた2025」掲載の住民基本台帳人口(2023年)

群馬県の在留外国人の現状

群馬県内に暮らす在留外国人の数は合計で87,299人にのぼります。総人口1,919,232人に対し、外国人比率は4.55%となっており、実におよそ22人に1人が外国籍という計算です。

この数字は東京23区の平均(6.7%)には及びませんが、地方県としては極めて高い水準にあります。埼玉県や栃木県と比較してもその割合は高く、「北関東随一の多文化共生県」といえるでしょう。

目を引くのが、ブラジルやペルー、ボリビアといった南米系の方々が県全体の約2割超を占めるという点です。これは全国的にも非常に珍しい、群馬県ならではの特異な構成といえます。

地域ごとに全く異なる顔があるのが、群馬県のデータの面白さです。製造業が盛んな東毛エリア、農業を支える村々、そして草津のような観光地。これら3つの産業背景が、それぞれ独自の集住パターンを生み出しています。

※在留外国人数(2025年6月)と住基人口(2023年)は調査時点が異なるため、実際の比率は本記事の数値より若干高い可能性があります。


外国人比率ランキングTOP20

順位市区町村在留外国人数住基人口(2023年)外国人比率目安
1大泉町9,417人41,465人22.71%約4人に1人
2昭和村786人6,979人11.26%約9人に1人
3草津町648人6,031人10.74%約9人に1人
4嬬恋村810人9,117人8.88%約11人に1人
5伊勢崎市17,472人212,237人8.23%約12人に1人
6太田市16,600人222,518人7.46%約13人に1人
7千代田町655人10,941人5.99%約17人に1人
8館林市4,347人74,084人5.87%約17人に1人
9板倉町749人13,747人5.45%約18人に1人
10邑楽町1,364人25,811人5.28%約19人に1人
11玉村町1,621人35,732人4.54%約22人に1人
12長野原町213人5,240人4.06%約25人に1人 ※
13高山村130人3,268人3.98%約25人に1人 ※
14明和町420人10,836人3.88%約26人に1人
15前橋市11,148人329,860人3.38%約30人に1人
16みなかみ町564人17,293人3.26%約31人に1人
17富岡市1,423人45,862人3.10%約32人に1人
18東吾妻町362人12,339人2.93%約34人に1人 ※
19桐生市2,927人102,988人2.84%約35人に1人
20沼田市1,163人44,361人2.62%約38人に1人

※長野原町(213人)・高山村(130人)・東吾妻町(362人)は比率上位ですが、在留外国人の絶対数が少ないため、実生活上の多文化共生の実態と比率には乖離があります。


注目エリア4選

①大泉町(外国人比率22.71%)

「日本のブラジル」として知られる大泉町を歩けば、その特別なコミュニティの厚みを即座に実感できます。約4人に1人が外国籍というこの街の密度感は、全国でも最高クラスです。

順位国籍人数構成比
1ブラジル5,084人54.0%
2ペルー1,119人11.9%
3ネパール601人6.4%
4ベトナム570人6.1%
5インドネシア547人5.8%
6フィリピン363人3.9%
7韓国・朝鮮籍78人0.8%

ブラジル籍が54.0%と過半数を占め、ペルー籍(11.9%)と合わせた南米系だけで全体の約3分の2に達します。1990年の入管法改正以降、大手製造業が集積するこの地域に多くの方が移住された歴史が背景にあるのでしょう。ポルトガル語の看板やブラジル料理店が並ぶ街並みは、まさに多文化共生の象徴です。

②伊勢崎市(外国人比率8.23%)

伊勢崎市は、群馬県内で最も多くの外国籍住民が暮らす街です。その数17,472人と、絶対数において県内トップを誇ります。

順位国籍人数構成比
1ベトナム4,120人23.6%
2ブラジル3,441人19.7%
3ペルー2,351人13.5%
4フィリピン2,229人12.8%
5インドネシア808人4.6%
6ネパール761人4.4%
7中国679人3.9%
8韓国・朝鮮籍176人1.0%

ベトナム、ブラジル、ペルー、フィリピンと、アジア・南米の多様なコミュニティがバランスよく共存しているのが特徴です。比率の8.23%は東京の下町エリアに迫る高水準。県内屈指の製造業エリアという産業背景が、この「群馬の国際都市」としての発展を支えているとみられます。

③太田市(外国人比率7.46%)

伊勢崎市に次ぎ、県内第2位の16,600人が暮らすのが太田市です。北関東有数の工業都市として知られ、世界的な製造業が集まる背景から、多様な国籍の就労者が集住しています。

順位国籍人数構成比
1ブラジル3,827人23.1%
2ベトナム2,568人15.5%
3フィリピン1,837人11.1%
4インド1,290人7.8%
5中国1,175人7.1%
6インドネシア929人5.6%
7ペルー846人5.1%
8ネパール846人5.1%
9韓国・朝鮮籍370人2.2%

ここで目を引くのがインド人(7.8%)の存在感です。製造業だけでなく、ITやエンジニア系の人材流入が背景にあるのかもしれません。南米・東南アジア・南アジアと、非常に幅広く国際色豊かなコミュニティが形成されています。

④草津町(外国人比率10.74%)

日本三名湯の一つ、草津温泉。この有名な観光地がランキング3位に入っていることに驚く方も多いのではないでしょうか。

順位国籍人数構成比
1ネパール252人38.9%
2ベトナム76人11.7%
3中国61人9.4%
4インドネシア52人8.0%
5台湾46人7.1%
6ミャンマー44人6.8%
7韓国・朝鮮籍21人3.2%

伊勢崎や太田のような「製造業型」とは対照的に、こちらは宿泊・飲食業での就労が背景にあるとみられる「観光型集住」のパターンです。特にネパール籍が約39%を占めるデータは全国的にも際立っています。人口6,031人の小さな町で10%を超える比率が実現しているのは、観光地ならではの意外な一面といえるでしょう。


国籍別ランキング

ベトナム人が多い街TOP5

順位市区町村ベトナム籍人数
1伊勢崎市4,120人
2太田市2,568人
3前橋市2,021人
4高崎市1,485人
5館林市1,072人

ブラジル人が多い街TOP5

順位市区町村ブラジル籍人数
1大泉町5,084人
2太田市3,827人
3伊勢崎市3,441人
4前橋市496人
5高崎市259人

フィリピン人が多い街TOP5

順位市区町村フィリピン籍人数
1伊勢崎市2,229人
2太田市1,837人
3前橋市1,233人
4高崎市1,057人
5桐生市457人

ネパール人が多い街TOP5

順位市区町村ネパール籍人数
1前橋市1,887人
2太田市846人
3伊勢崎市761人
4高崎市617人
5大泉町601人

中国人が多い街TOP5

順位市区町村中国籍人数
1高崎市1,498人
2前橋市1,227人
3太田市1,175人
4伊勢崎市679人
5館林市425人

韓国・朝鮮籍が多い街TOP5

※朝鮮籍は統計上の区分です。括弧内は内訳(韓国籍+朝鮮籍)を示します。

順位市区町村韓国・朝鮮籍合算人数
1高崎市516人(韓国447人+朝鮮69人)
2前橋市480人(韓国402人+朝鮮78人)
3太田市370人(韓国356人+朝鮮14人)
4伊勢崎市176人(韓国165人+朝鮮11人)
5桐生市164人(韓国147人+朝鮮17人)

ペルー人が多い街TOP5

順位市区町村ペルー籍人数
1伊勢崎市2,351人
2大泉町1,119人
3太田市846人
4桐生市132人
5前橋市110人

群馬県の集住パターンを整理すると、国籍ごとに鮮やかな傾向が見て取れます。ベトナムやフィリピンの方は、伊勢崎・太田・前橋といった製造業が盛んなエリアを中心に、県内全域へ幅広く分布しています。一方、ブラジルの方は大泉町に県全体の58%が集中するという、極めて密度が高い集住が特徴です。

また、ネパールの方は他国籍とは異なり前橋市が1位となっています。草津町のような観光地でも存在感を示しており、「都市型」と「観光地型」の2系統の流入があるのが興味深い点です。それに対し、中国や韓国・朝鮮籍の方々は高崎や前橋といった商業の中心地に集まる、強い都市部志向が見受けられます。産業と地理が結びついた、非常にダイナミックな勢力図といえるでしょう。


このサイトについて

「となりの外国人」は、法務省・総務省などの公式統計をもとに、日本全国の在留外国人データを都道府県・市区町村別に可視化した地域データメディアです。

数字の背景にある歴史・文化・産業との関係を丁寧に伝えることで、となりに暮らす人たちのことを少し深く知るきっかけを提供します。引き続き、全国47都道府県のデータを順次公開していく予定です。


データ出典・免責事項

本記事に掲載しているデータは、公的統計に基づく数値です。特定の地域や人々への評価・優劣の判断を目的とするものではありません。また、在留外国人数(2025年6月)と住民基本台帳人口(2023年)は調査時点が異なるため、実際の比率と若干の差異が生じる場合があります。

タイトルとURLをコピーしました